華流熊

~A Day in the Life of a Bear~

漫画《大理寺日志》

中国マンガ(原書)の話です。

本作の主役は(人間と同サイズの)大きな白猫、李餅。とある事情があって今は猫の姿に変えられているけど、もとは人間の若者なんです。推理が得意でとても頭の切れる大理寺少卿。

なんと全編フルカラーです

ストーリー

大理寺少卿・李餅と助手の陳拾、そして明鏡堂の個性豊かな部下たちは、今日も武都の正義を守っている。

そんな彼らの行く手を遮るのは、怪しい空気を漂わせる皇帝・武帝と、不死身の人喰いモンスター・一枝花。

どうやら李餅と一枝花の身の上には共通の秘密が隠されている?しかし真相はいまだ闇のなか…

李餅はいつか人間に戻れるのか?黒幕の最終目的は!?

唐代の大理寺で壮大な謎解きに挑む、猫判事と仲間たちのお話。

(日本語版無さそう。。。Amazonで中国語版が買えます ↓)

あのディー判事オマージュ作品

舞台となる大理寺は古代中国のお役所で、刑罰と司法を所管していたそうです。

大理寺は華ドラにはよく出てくるのですっかりおなじみ。「大理寺卿」がいちばんエライおじさんで、その下に「大理寺少卿」がいるんだよねー。

なんとこの《大理寺日志》は、私の好きなディー判事シリーズ、中でもツィ・ハーク監督の映画『王朝の陰謀 判事ディーと人体発火事件』からインスピレーションを得て描かれたもの。

映画は武則天が即位する時代の話ですが、本作でも女性の皇帝「武帝」が即位しますし、白猫姿の李餅も映画のキャラクターをモデルにして創作されたそうです。

さらに漫画に登場する憎きライバル官僚「来俊臣」は、ディー判事そもそものオリジナルであるロバート・ファン・ヒューリックの小説《大唐狄公案》でも、ディーを陥れる敵として登場しています。

私の好きなものどうしがつながっているー、なんかうれしい!

本国ではアニメ作品にもなって豆瓣★8.9とゆう大人気を博し、さらに昨年は人気若手俳優・丁禹兮主演でドラマも制作されました。

作者はRCさんという女性の漫画家さんです。

著者近影?

とっつきやすい原書体験として

私は1~3巻セットを京東(ジンドン)で。(上のAmazonリンクとまったく同じブツ)

  • フルカラーで絵がとてもきれい
  • もともとネットで1回約20コマ程度の連載形式なので、スキマ時間に読みやすい
  • ストーリー、キャラクターの完成度が高い
  • いちおう原書だけど漫画なので読みやすい

っていうところが気に入ってます~

じつは、すでにネット連載でぜんぶ読んでたのを、また読みなおし中。分かりやすいし面白いので、何回も読んでるうちに単語とか、覚えれるかなー?という下心w

ネット連載はこちらで!!↓↓

中国語だけど、無料でぜんぶ読めますよ~www.kuaikanmanhua.com

一つだけ、かなしいこと

こんなに素敵な作品なのに玉にきずなのは・・・

連載が止まってることよ(涙)

結末はいまだに遠くの闇のなかにあります~

涙でにじんで、見えないよ・・・

RCさんおねがい!はやく続きがよみたいです!