2016年の映画。西遊記の定番「白骨精」の回ですね。
アーロン・クォックは猿でもめちゃかっこええ・・・
ほとんどアーロンと猪八戒役の小沈阳(シャオシェンヤン)にくぎ付けで
ウィリアム・フォンの唐僧をちゃんと見るの忘れてたよ~
『モンキーマジック 孫悟空誕生』(ドニー・イェンが孫悟空役)の続編になりますね。本作の後、さらに続編の『西遊記 女人国の戦い』も公開されています。
今回は冒頭で孫悟空が五行山から助け出され、猪八戒と沙悟浄も加わりおなじみの御一行様が完成。4人が天竺へ向かう途中に立ち寄った雲海西国で、唐僧の肉を食べて不老不死を得ようとたくらむ”白骨夫人”に狙われるお話。
巩俐さまはいつまでもお綺麗です
巩俐(コン・リー)様の白骨夫人のビジュアル、なーんでこんなにお美しいのでしょう。ハリウッド映画の妖女なんか、バッタもんに見えてしまうほど、迫力があって、邪な空気を出しつつも哀しくて、美しい白骨精でした。
老婆のすがたになって前世の恨みを唐僧に語りかけるシーンでは、妖怪のもつ悲しい悔しい感情が伝わってくる。感情を語る言葉を持っている大人の白骨精は、貫禄です。
およそ30年前には既にしっかり大人の女性だったコン・リー… 当時、中学生の私が初めて覚えた「中国美人の名前」かもしれないです。
あのころ『さらば、わが愛/覇王別姫』が流行ったんですよねー。コン・リーは石頭の奥さん役でしたね。あの頃もお美しかった。まったく歳とってないみたいに見えますが。ほんまに妖女なのかもしれん。
それで言うと、ちょっとだけケリー・チャンも出ています。往年の香港美女明星!
アーロン・クォックの孫悟空は、お顔がイケメンなだけではなく内面も一本芯が通った強さ。先のことまで見通しつつ、誤解されてもヘソを曲げることなく、一喜一憂しちゃうお師匠様や市民を助けるため身を挺して戦う、ヒーロー感あるキャラクターになっています。
そう、孫悟空ってやっぱり正義のヒーローなんだよね。ただの猿じゃないんですよ。
さらに沙悟浄もイケメンで常識人キャラ。印象は若干薄いが(あんなに青塗りなのに…)あいかわらず御一行様の良心として健在。
そんな中でひときわ精細を放っているのが、やっぱり猪八戒さんでした。
この役者さんのハマり具合がやばい!
小さいお目目とポッコリお腹のバランスが、もうかわいくて。。。
演じている小沈阳さんのキャラも多分にありますが、一個一個の動作もコミカル。気になりだしたら、ずっと目で追ってしまいます。
それもアーロン・クォック=孫悟空の存在感があってこそのお楽しみ。
この御一行様のバランスが、過去最高クオリティです。
ずっと見てられるな~ もっともっと続編を期待!
作品情報
原題 《西游记之孙悟空三打白骨精》
公開年 2016年 香港映画
監督 ソイ・チェン(郑保瑞)
アクション監督 サモ・ハン
120分 豆瓣评分5.6
キャスト
孫悟空:アーロン・クォック
猪八戒: 小沈陽(シャオシェンヤン)
沙悟浄:ルオ・ズーイー
唐僧(三蔵法師):ウィリアム・フォン
白骨精:コン・リー